遠近両用レンズのしくみ
遠近両用レンズの利点
境目のない遠近両用レンズは、遠くから手元まで1枚のレンズで見わたすことができます。
遠くを見たり、近くを見たりを繰り返す場面では、メガネの掛け替えや掛け外しの手間が減り、大変便利になります。
遠近両用レンズのしくみ
遠近両用レンズには、若干のぼやけやゆがみ、もやもやするような感じがする部分が、レンズの下部側方にあります。(感じ方の大小には個人差があります) そのため、視界は手元から遠く離れるにつれて広くなっています。また、レンズの設計グレードやフレームフィッティングの状態によっても、ゆがみの感じ方や視野が変わります。レンズグレードは良くなるほど、ゆがみが少なく、見やすい範囲が広くなります。
遠近両用メガネは、眼とレンズフィッティングポイントの適切な設定、フレーム・レンズ選択とフレームフィッティングが重要です。
遠近両用メガネ、使用上のポイント
遠近両用メガネの見方には方法・コツがあります。視線だけを動かすのではなく、見たいものの方向に顔をまっすぐ向ける、あごの上下角度を調整する、手元のものは、動かしたり姿勢によって見やすい距離に整えることです。
初めての方は特に慣れるまでの練習も必要ですが、装用時間を少しずつ増やしながら、見える快適さを感じ、前向きに使用していただくことが大切になります。
階段ののぼり降りや乗り物の運転は、メガネの見え具合に十分に慣れた段階でご使用ください。