メガネの調製
メガネを「調製」するとは?
メガネを調製するとは、単に掛け具合を整えることだけを言うのでありません。
度数の測定と決定、フレーム選択、レンズ選択、基本フィッティング(加工前フィッティング)、アイポイント決定、レンズ加工・枠入れ、最終フィッティング
これらのすべての工程を含めてメガネを「調製」すると言います。
掛け具合整えることは、「調整」・「フィッティング」と呼んでいます。
「調製」の三要素
メガネを調製するにあたり、3つの要素があります。
- 光学的要素・・・モノがよく見える、楽に見えるメガネ
- 力学的要素・・・痛みやズリ落ちがない、快適なかけ心地のメガネ
- 美的要素・・・・顔型と調和して、よく似合うメガネ。広義では髪型や服装を含むトータルファッションの部分もある
全ての要素を満たすことができれば、本当に良いメガネであるとも言えます。ただし、眼の状態や、様々な条件によっては、すべてを満足させられない場合もあります。例えば、光学的要素を優先させるためには、美的要素の優先度を低くしなければならない場合などです。メガネの三愛では、お客様のお役に立つメガネをお作りするために、専門的な知識・技術とお客様のご要望を交えながら、ていねいにメガネを調製いたします。
検査・装用テスト
「よく見える、より楽なメガネ」の提供を目指しています
人間はモノを見る(視覚を得る)ために、主に次の6つの眼の機能(視機能)を働かせています。
- 視力・・・近視、遠視、乱視がある場合は矯正による視力
- 調節・・・様々な距離にあるモノを見るために、水晶体の屈折力を増減させてピントを合わせる作用。調節力の衰えを老視(老眼)といいます。
- 眼球運動・・・(輻輳・開散)視線の内寄せ、外寄せのこと (むき運動)眼の上下、左右、斜めの動き
- 両眼視・・・左右の眼を同時に働かせて、ものを1つのモノとして見ることができる機能。この機能の働きにより距離感などの立体視が得られます。
- 光覚、色覚・・・(光覚)光の強弱を感じる眼の感覚 (色覚)色みを感じる眼の感覚
- 視野・・・目を動かさず、一点を凝視している状態での見える範囲
そして、これらの視機能がスムーズに作動し、バランスよく連携することで、より良い視覚が得られます。
メガネの調製には基本的な4つの視機能(視力、調節、輻輳・開散、両眼視)が関係します。
メガネの三愛では「よく見える、より楽なメガネ」の提供のために、視力や老眼の検査のみにとどまらず、輻輳・開散も関連する両眼視検査を取り入れ、視機能のバランスと適正を調べます。
このような症状でお困りの方はぜひご相談ください
□ 遠近感がつかみにくい
□ 大型免許、二種免許の深視力検査に通らない
□ 慢性的に肩や首がこる
□ テレビや映画を見続けることが疲れる
□ 野球、テニスなどの球技が苦手
□ 物が2つに見える
□ 道路の白線や線路が二重に見える
□ 読書やパソコンなどが長時間続けられない
これらの症状は、視機能の低下や、両眼視機能のバランスの崩れによって起こる場合がございます。お困りの方はご遠慮なくご相談ください。
両眼視機能低下の要因の一つに、斜位という症状があります。斜位の治療・軽減のために、プリズムレンズ処方の対応もいたします。
「装用テスト」
装用テストでは、度数の決定だけでなく、様々な目的、用途に応じた設計レンズを体験していただけます。そして、用途、目的、生活スタイル、眼の状況、フレームとの相性などを考慮して、最適なレンズをご提案します。
※自動車二種免許用、深視力検査(立体視検査)測定器設置店
メガネの三愛 LINOAS7階